肉食女子のたしなみ ~エレガントに肉を持ち歩く女子力UP術~

私は肉食です

肉が好きだ。

できれば肉だけを食べて生きていきたい。

しかし世の中の女子は会社で小腹が空いたときチョコやドライフルーツやナッツなどをつまむ。お洒落だ。

小腹を満たしながら女子力アピールもできるなんて効率的で良い。


しかしだ。

本当にそんなもんで空腹満たせてるか?

「カロリーあるし~」「食物繊維が~」ってか。

ちゃんちゃらおかしい。(誰も言ってないけど)

肉なら空腹を一発で満たせるし、なによりうまい。

肉は最強の食べ物なのだ。そんなの常識だ。


ではどうして女子は会社で肉を食べないのか?

理由はふたつ考えられる。

食物界最強の存在である肉にも残念ながら欠点があるのだ。


まず、圧倒的にモテない。

小腹を満たすためにいつも肉を食べていたら女子力アピールどころかマイナスイメージが付くのは間違いない。

「あいつデスクで肉食ってるぞ」などと噂が立てば社内結婚はまず無理だろう。そのリスクは避けたい。


次に、携帯性に乏しい。

肉はどうしても匂うし夏に持ち歩けば食中毒などの危険もある。

いつ小腹が空くか分からないのだから常に安心して肉を持ち歩きたい。


なんとかこのふたつの欠点を克服しつつ女子力アピールにもなる

『エレガントな肉の持ち歩き方』を考案して効率的に小腹を満たしたい。

肉を食べて女子力も上がるなんて夢みたいだ。

心がハヤる。早速試したい。

そして肉のパワーで女性が生きづらいこの競争社会をいろんな意味で生き抜いていきたい。




脱・あのポーチ

まず押さえておきたいことがひとつある。

これは私が日頃愛用しているアメやらを入れるポーチだが、今回はこれを封印する。

可愛いポーチに入れて持ち歩くという作戦は簡単だし一見女子力アピールにもなりそうだが、いつも決まってここから何かを出して食べていたらこのポーチは「謎の食べ物ポーチ」として周囲に認識されてしまう。

ポーチの中身が可愛いチョコやアメなら問題はないが、今回持ち歩きたいのは食物界最強の存在・肉だ。

バレたときのヤバさが半端ないのと、どうせなら究極の女子力アピールとして「あたしおなかすかないの」的に食べてる感をカモフラージュしたいと思う。




におわず安心・肉のセレクト

次は持ち歩く肉を選びたい。

あれこれ考えたが結局は王道の保存肉に落ち着く結果となった。

コスパ、サイズ感、匂いの少なさ、おいしさ、いずれも文句の付けようがない。

ドライマンゴーの食物繊維よりカルパスの脂分の方が小腹を満たせるに決まっているし、ビーフジャーキーの噛みごたえにも腹持ちが期待できる。

肉はサバイバル的にも優れているのだ。

競争社会を生き残るうえで欠かせないのは言うまでもないだろう。




肉のエレガントな持ち歩き方・いろいろ

いよいよ具体的な肉の持ち歩き方について考えていきたい。


キーワードは『エレガント』。

女子力UPは必須要件である。


肉はご存じ肉なので実力において何も心配はいらない。

そこは信頼して良い。

大事なのは、持っていると女子力アピールになるエレガントなアイテムと肉をコラボさせることと、肉だとバレないことの二点だ。


そこで考えた方法が以下の通り。

オススメ度の★評価とともにそのエレガントさをご覧いただきたい。




まずは実験として、木を森に隠す的無難な発想でカルパスをチョコの包み紙で包んでみた。

これはよくあるチョコの包み紙だがラッキーなことに『Chocolate』と書いてあった。おかげでよりチョコとしての説得力がプラスされている。

しかし、いかんせん透明なのではるかに肉の方が勝っている。

全然チョコに見えない。

ていうかこういうカルパスある絶対。

それにたとえこれが透明じゃなかったとしてもいちいち包み直すのは面倒だし剥いたチョコが余る。

じゃあもう始めからチョコ食っとけよ的な残念な結論に至ってしまう。

これではダメだ。


オススメ度 ★・・・・




次は不透明でお洒落な包装ということでフリスクにカルパスを仕込んでみた。

細かいのでちまちまと肉を楽しみたい人に向いている。

しかしこれ、写真で見ても分かる通りカルパスの大きさが穴ギリギリだ。

ていうか正直入れたら出てこなくなったので無理やりフタを開けるハメになった。

面倒なのでこれもあまりオススメできない。

オススメ度 ★・・・・




ティッシュを持たないのも消費者金融のティッシュを持つのも女子失格だ。

ここは乙女なフラワープリント柄のティッシュケースでガサツ女子を卒業したい。

形状的に良さそうなビーフジャーキーを合わせてみた。

これは良い。

自然すぎる。

何より肉を持つことによって同時にティッシュも忘れずに持てるという女子のたしなみを実現している点で高く評価したい。


オススメ度 ★★★★・




毎日使うものと言えば定期だろう。

女子なら毎日使いのアイテムにはこだわりたいもの。

ここは本革のパスケースで「使い込むたび良い風合いに…」とか言っちゃうオシャレさんを気取りたい。

ビーフジャーキーを切符のように差し込めば、あっというまに通勤・通学用の朝食に早変わり。

定期ならまず忘れる心配がないので肉を持ち忘れてしまうこともない。

収納力のある写真下段のタイプならカルパスとのセットも可能だ。

定期セット。

これは新しい。


オススメ度 ★★★・・





小さな物への心配りで女子力アピールをしてみたい。

キャラクターもののはんこケースである。

無機質な物こそ可愛くしたいのが乙女心というものだ。

「あ、この子あんなものにまで気を配ってるんだ…カワイイな」という男性社員の声が聞こえてきそう。

そして忘れてはいけないのがサブリミナル効果だ。

『いつもはんこを持っている子』イコール『いつでも婚姻届に判を押せる子』という印象をそれとなく植え付けることで、社内結婚の確率は格段にUPするはずだ。(カルパスだから押せないけど)


オススメ度 ★★・・・





書類で指を切ってしまった経験は誰しもあるだろう。

そんな時さりげなく絆創膏を差し出してくれる女子がいたら惚れてしまう男性も多いのではないだろうか。私なら惚れる。

まず持っていて間違いない万能女子力UPアイテムと言えるのが絆創膏なのだ。

そんな絆創膏とビーフジャーキーを合わせたら、ビーフジャーキーの個性的な個包装ができあがった。極めて衛生的だ。

(実はパスケースやはんこケースのとき衛生面の問題が頭をよぎったのは秘密だ)

絆創膏を持ち歩く習慣にもなって女子力UPは間違いない。

問題点があるとすれば、誰かが怪我をしたときにあわててビーフジャーキーを渡してしまう心配があるということか。

肉入りor肉なしの区別に気を付けたい。


オススメ度 ★★・・・





デスクに可愛らしいものを飾る女子は多い。

かく言う私も可愛いものは大好きだ。

可愛いものをデスクに飾るのは間違いなく女子力が高いからやるしかない。


そこで選んだのがこのマトリョーシカ。

ポイントは見かけによらないその収納力だ。

用意していた肉が余裕で入る。

ここにきて収納力が抜群である。

しかも並べた時のこの可愛らしさ。

かなり良い。


ただ、しばらく見ていたら問題点があることに気が付いた。

開けたくなるのだ。

たぶん目の前にマトリョーシカがあったら人はみな開けたくなるんじゃないだろうか。

「わー可愛いねマトリョーシカ!」

なんて言って中を見たら肉がみっしり…なんてことになれば他人にトラウマを与えかねない。

可愛さがかえって仇となってしまうなんてこわい世の中だ。


オススメ度 ★★・・・





「婚活コスメ」というのをご存じだろうか?

いま女子の間で恋が叶うとか結婚できるとか噂されているコスメのことで、有名な物ではエスティローダーのリップなどがあるのだが、これはどうだろう。


カルパスのリップである。

“肉活”コスメと呼ぶにふさわしいクオリティーではないか。

口元に持っていく動作に無理がないので、万が一食べるところを見られてもごまかしが効くのも良い。

しかも、これを本物の婚活リップの容器で作れば婚活と肉活の両方の夢が叶うのだ。すごい。

私が求めていたのはこういうことだ。これはぜひオススメしたい。


オススメ度 ★★★★★





結論:もっともエレガントで女子力が高かったのは…


検証の結果、もっともエレガントに肉を持ち歩ける方法は

であることが判った。

アイテム単体としての女子力の高さ、肉の馴染み具合、仕込みの簡単さの点でかなり評価できることに加えて、なんと婚活にもなるという目先の目標(モテたい)を飛び越えた付加価値が評価の決め手となった。


さっそくあなたも本物の婚活リップの容器を手に入れて“婚活”と“肉活”の両方を実践しよう。

女子たるものこれくらいの「あざとさ」がないと、厳しい競争社会を生き抜きながら女の幸せを手に入れることはできないのだ。

ただ、バレると本当に嫁に行けなくなる可能性があるのでその点だけはくれぐれも注意していただきたい。

(※衛生面に不安を感じる方は真似しないでください。また使用した肉は撮影後すべておいしくいただきました)

もりれいのいつもはらぺこ

テクニカルライターもりれいが書くどうかしちゃってる内容の記事を集めたブログです。 おなかの足しにはなりません。